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JAL=サンパウロ市路線=2、3月は週2便に=客況にあわせ一時調整

ニッケイ新聞 2009年12月10日付け

 日本航空は9日、成田~サンパウロ便を2010年2月1日から3月27日の間、一時的に2便にすると発表した。現在は月、木、金曜日の3便が運行しているが、同期間は月、金曜日のみとなる。
 この路線は日伯を結ぶ唯一の直行便で、来伯慶祝団の多くが使っており、駐在員や移住者にとっても愛着が強いこともあり、小西弘恭・日本航空南米地区総括支店長(サンパウロ支店長)が9日、説明のために本紙を訪れた。
 「この決定は航空需要に合わせた、きめ細かい供給調整によるもの」と説明し、3月28日以降の予定に関しては来年1月中に決定するという。
 経営再建中の折り、同社では世界的な路線見直しも視野に入れた検討が行われており、来年初めに策定される再建案の中で、東京~サンパウロ市路線の今後に関する話し合いも行われている模様だ。
 昨年末の世界同時不況や新型インフルエンザの流行、デカセギ往来の減少などの影響で今年は厳しい状況だったが、ブラジル経済の景気向上により、日本から新規事業の立ち上げなどに多くの人が来伯しているなどの明るい手応えも感じているという。
 詳細問い合わせはサンパウロ支店(電話=11・3175・2250)まで。