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北朝鮮核問題=ブラジルに参加要請=平壌に大使館を持つ稀な国
ニッケイ新聞 2009年12月11日付け
米政府は9日、ブラジル政府に対し、在平壌ブラジル大使館が核開発と人権問題で北朝鮮政府に圧力をかけるため交渉協力に務めるよう要請と10日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
米政府はボスワーズ米特使を北朝鮮との確実な対話チャンネルを築くため派遣した同日、ブラジル政府へ連絡をしてきた。北朝鮮に在外公館を持つ数少ない民主国家で、ブラジルが貴重な存在と見られている。
ブラジルが平壌に大使館を開設したのは最近、まだ1年もたっていない。米政府の特別要請では、在外公館の役目は通商拡大目的だけではないといっている。
世界でも稀な孤立国家の北朝鮮と米政府は公式な国交関係がない。しかし、ブラジル政府がイランと同等扱いで、北朝鮮と国交を結ぶことに違和感を持っている。
米政府が、ブラジルと北朝鮮の国交を黙認するのは、ブラジルが北朝鮮の人権問題に重要な役割を果たすことが期待されるからだ。北朝鮮は7日、国連人権理事会で、拉致問題や公開処刑、食糧配分の不平等など、人権に関する初めての諮問を受けた。
同理事会での北朝鮮は、世界中の50以上の国からつるし上げられた。それでも北朝鮮が、人権運動に協調を表明したため関係国は安堵した。ブラジルは北朝鮮と直接対話ができる立場にあるため、楽観視していると発言した。
米政府が北朝鮮で最も懸念するのは核問題。ブラジルは、北朝鮮の核問題に引き込まれそうだ。オバマ米大統領は9日、特使を送って北朝鮮が6カ国協議の席に就くよう要請。そのため北朝鮮は6カ国協議復帰の交換条件を検討している。