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製薬の伯中協定締結=高価な特効薬依存から脱出
ニッケイ新聞 2009年12月11日付け
ブラジルの製薬会社EMSは9日、北京で中国のBIOMABSと製薬技術を相互移転することで提携締結と発表したことを10日付けファトール・サイトが報じた。
同提携により、BIOMABSのリウマチや関節炎の特効薬を、ブラジルで製造することができる。これまでリウマチ特効薬は、多国籍企業1社だけが製造、政府はそこからの購入を余儀なくされていた。
テンポロン保健相は、高価な特効薬を要する難病治療のため、中国資本を招く目的で訪中した。保健相は多国籍企業の知的所有権負担から脱するため、国内の製薬会社や公立研究所代表を同伴し、国産による販売価格の縮小を検討させた。
ブラジルの製薬業界は、GDP(国内総生産)の8%を占め、900万人が就労する。しかし、薬品の貿易収支は、80億ドルの赤字となっている。国内産の薬品も原料の80%は、輸入しているのが現状だ。