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ポン・デ・アスーカル=雑貨屋が複合企業へ=乗り換えリスクを御せるか

ニッケイ新聞 2009年12月19日付け

 スーパーのポン・デ・アスーカルは、カーザス・バイアの合併やポント・フリオの買収によって企業の機構が完全に変容と12日付けエスタード紙が報じた。
 食料品店から出発した同スーパーであるが、いまや家電量販店の売上が52%を占めるようになった。耐久消費財と非耐久消費財で見ると60%を占める。同店は他業種参入で、規模が倍増した。
 同店の食品は、多額商品を扱う他業種を結びつける橋渡しに過ぎない。ポン・デ・アスーカルと合弁関係にあるメトロ(独)やアウシャン(仏)も同方式で伸びた企業だ。
 合併吸収前のポン・デ・アスーカルは、世界ランクで106位であった。それが87位に上昇。かつては一部上場の同族会社であったが、今は小売り専門の多業種管理会社へ生まれ変わろうとしている。
 パン屋が肉店を買収、食料品店が家電量販店を買収。異なる業種の買収時には、経営管理の大きなリスクが伴う。現金取引から月賦販売へ。ローンの基礎となる金融制度の仕組みや経済要因の相乗効果など幅広く勉強する必要がある。