東西南北

ニッケイ新聞　２００９年１２月１９日付け

　水泳のブラジル選手権で１８日、北京五輪メダリストのセーザル・シエロが、５０メートル自由形で世界新記録を樹立。ローマの世界選手権で１００メートル自由形の世界新を出しているので、二つの種目のタイトルを獲得したことになる。また、その２時間後に参加した４００メートルリレーでも、第１泳者を務めたピニェイロスが優勝し、花を添えた。
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　サッカーの欧州リーグに参加していたロベルト・カルロスが、１７日の試合でファンにお別れの挨拶をした。と言うのも、２０１０年に創立１００年を迎えるコリンチアンスとの契約が成立し、２４日に帰伯する事になったから。リベルタドーレス杯に向け、戦力補強を願っていたマノ・メンデス監督は、ロナウドに続くベテランの加入が大きな力になる事を期待し、喜んでいると１８日に語っている。
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　１７日にレバノン沖でパナマ船籍の貨物船が難破し、４０人以上の乗組員が未だ行方不明。無事救出された３１人の内１人はブラジル人で、トリポリの病院で治療中だ。１１月２３日にウルグアイを出航しシリアへ向かう船で、冬の海に放り出された後、最初の救助船が来るまで約２時間というから、低体温症などを起こしている可能性はあるが、ベイルートの大使館からは、救出されたブラジル人の状態は良好との発表もされたようだ。
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　サンパウロ州の水害の様子は頻繁に報道されるが、雨の後の汚泥や、水に濡れて使えなくなった家具などの後片付けは本当に骨が折れる。ボーナスを受け取って買った家具が全部だめになった人や、住む所もなくクリスマス（ナタール）を迎える人々さえ…。２１日からは夏。荒れない事を望むのみ。