ニッケイ新聞 2009年12月19日付け
【パラー州ベレン発】在ベレン総領事館主催の天皇陛下御即位20年記念、天皇皇后両陛下御結婚50年記念、天皇誕生祝賀会が、9日午後7時30分よりベレン市のヒルトンホテルで開催された。
会場には、天皇皇后両陛下の御真影もおかれ、オダイール・サントス・コレイア・パラー州副知事や山田フェルナンド・パラー日系商工会議所会頭、生田勇治汎アマゾニア日伯協会会長、加藤マリオ・サンタイザベル郡長、海谷英雄トメアスー文協会長はじめ日系団体やブラジル社会の関係者など約150名が訪れ、日伯両国家を斉唱、天皇陛下76歳の誕生日をお祝いした。
挨拶に立った名井良三総領事は、『天皇陛下のご健康とご皇室の弥栄を心よりご祈念申し上げます』と挨拶し、また、副知事は『日伯両国の絆を保つため、より一層励んでまいります』と州を代表して挨拶を述べた。
名井総領事は、訪日中、衆・参両院議長を訪問、アマゾン日本人移民80周年祭の模様を報告。江田五月参議院議長より授かった生田会長、海谷会長、山田会頭、州知事への直筆の色紙を披露し伝達した。
ベレンの日系社会では、天皇誕生祝賀会を『テンタン』と呼び、招待されることを最高の名誉としている。
こうした交流は日伯両国間の関係が更に緊密になっていき、友好関係が保たれると来訪者は歓談の中で喜びあっていた。(下小薗昭仁パラー通信員)