ニッケイ新聞 2009年12月19日付け
今年で10回目の年末寄付を日系団体に対して行ったブラジル・ゲートボール連合会。本藤利会長によれば現在、アマゾンから南リオ・グランデまで24支部約3500人が会員だが、「去年から今年にかけて500人くらい減った」。高齢化で辞める人の数に、新しく入ってくる若い人の数が間に合わないから、というのがその理由。会員の中には死ぬ直前までゲートボールをしていた人も多いとか。
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日本BS放送が、今年初めてアニメソングの年越しイベント「キングラン アニソン紅白2009」(12月31日22時~25時、BS11)を開催。ブラジルでも人気のある「聖闘士星矢」の『ペガサス幻想』や「巨人の星」の『行け!行け!飛雄馬』のほか、「となりのトトロ」の『さんぽ』など約30曲が披露されるそう。ブラジルでも広がるアニソンブーム、こちらでも視聴できる機会があれば。
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先日の本欄で、生徒減少により栃木県真岡市のブラジル学校が年内で閉校するという報道を紹介した。それに続き、今度は山梨県にある系列校も同様の理由で年内に閉鎖するというニュース。暗い気持ちになったが、その学校では職員が運営を引き継いで学校を存続することが決まったという。山梨日日新聞によれば、校舎の土地の所有者が賃貸料を引き下げたことも大きかったようだ。在日ブラジル人社会の側からアクションを起こして実現した学校の存続は、厳しい状況が続くコミュニティにとっても明るい話題だ。