ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

サンパウロ州の海水浴場水質は?=半分の海岸で改善の報告=1月には7下水処理場開設

ニッケイ新聞 2009年12月22日付け

 サンパウロ州の海岸部13市では、雨の多い年にも拘らず、海水浴場の水質が08年より改善と20日付フォーリャ紙が報じた。
 18日付エスタード紙の、サンパウロ州海岸部では下水の半分が海に流れ込んでいるとの報道と矛盾する様にも見える報道だが、19日までの統計では、13市の海水浴場155カ所の内、34・19%では、海水浴には適さない事を示す赤旗が1度も立たなかったという。
 08年の25・15%と比べれば改善との説明も頷けるが、フォーリャ紙では、78の海水浴場では赤旗が出た回数が減り、回数が増えたのは34カ所だけだったとも報道。雨が多いと海を汚す物質も増えるとの環境浄化技術センター(Cetesb)の予想を裏切った統計となった。
 ただし、この結果がそのまま、いつでも海水浴OKという意味ではない事は、17日のグアルジャーでは、市内の海水浴場すべてに赤旗が出された事でも明らかだ。
 Cetesbでは、今年の海水浴場の水質改善は、サンパウロ州水道局(Sabesp)や各市の下水システム改善努力が実を結び始めたと評価。
 18日付エスタード紙によれば、Sabespによる下水処理率は、バイシャーダ・サンチスタで53%、リトラル・ノルテで35%だが、1月には、バイシャーダ・サンチスタに7つの下水処理場開設の予定だ。
 これは、07年以来、15億レアルを投じたオンダ・リンパ計画の一部で、計画完了時には、ベルチョーガ~ペルイーベの町々の下水処理率は95%に向上するという。
 一方、3分の1の海水浴場に赤旗が立った13日からの週、高濃度の大腸菌検出と報告された海水浴場5つが集まるイーリャベーラは、下水処理率が4%未満だが、州政府の投資不足でほぼ10年止まったままになっていた計画が再び動き始める10年には、下水処理率は40%に達する予定だという。
 イーリャベーラ対岸のサンセバスチアンでも、ファヴェーラ封鎖などで水質汚染回避計画実行中だが、海水浴客が殺到する年末年始は水質汚濁も進むため、Cetesbはwww.cetesb.sp.gov.brで水質情報確認の上、海水浴をと勧めている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button