ニッケイ新聞 2009年12月22日付け
サンパウロ市のサンバチーム、ペルーシェの練習場で19日、9つのサンバチームが2010年エンレードのCDとDVDの販売開始を祝った。「カーニバル当日はライバルとして火花を散らしても、それが終ればみな友達」というサンビスタ達。インターネットでのサンパウロ市カーニバルの入場券発売も始まったが、一般席45レアルから20人用のカマロッテ3万8280レアルまで値段も様々。一般の窓口販売は1月から。サンパウロ市のレイ・モモは、45歳のベテラン、マルコ・アントニオ・R・デ・サーレス氏、女王は23歳の学生、デボラ・シャビヴィエール・カエタノさんが選ばれた。
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バイア州で体中に針を差し込まれた2歳児の手術が18日に行われ、肺に達していた針と心臓付近の計4本を除去。炎症反応が治まったため、大腸や膀胱に達していた針の除去など、後2回の手術日程は様子を見ながら決められる。養父によれば、週2~3回ずつ1カ月、黒魔術を行う女性の家に連れて行き、水とワインの混合物を飲まされた男児が気絶した状態で針を刺していたという。マラニョン州でも、8月に転倒してレントゲンを撮った2歳男児腹部から7本の針が発見された事件について、21日から具体的な捜査開始。
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映画「ルーラ、オ・フィーリョ・ド・ブラジル」制作担当者の映画監督、ファビオ・バレット氏が19日夜、リオ市内での交通事故で脳損傷を起こし、病院に運び込まれた。21日午前は頭蓋骨内の圧力を下げるための手術、午後は気管切開して管を入れる手術を受けたが、昏睡状態で重体だ。ピアウイ州での映画祭に参加しようとしたが、飛行機に乗れず、帰宅しようとしていた途中の事故だったという。