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県連=「皆のおかげで乗り切った1年」=忘年会200人でにぎわう

ニッケイ新聞 2009年12月23日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)は17日午後、栃木県人会館で代表者会議を開いた。与儀会長は挨拶の中でフェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)やふるさと巡りについて触れ、「今年は厳しい運営になると心配していたが、予定通り進んだことは各県人会のおかげ」と感謝した。
 今年の第12回日本祭りについて与儀会長は、「スポンサーからの支払いが全て済み、来月には完全な収支報告を発表できる」と報告。来年の開催に関しては坂本アウグスト実行委員長が「大きなスポンサーはだいたい挨拶を終えた」と述べ、2月から本格的に話を進めていく考えを示した。
 園田昭憲副会長から県連案内パンフレットを作成する計画が発表された。活動内容の説明に加え、資料として残すのが目的。40~50ページでオールカラー、約50枚の写真、日ポ両語で毎年発行する予定。
 今回は移民百周年、1年の行事、訪問者紹介のほか、各県人会の会館や記念式典等の主要行事を掲載する予定で、2月末には仕上げたいという。
 出席者からは「サンプルを見たい」「県人会として補足説明をできる項目を作って欲しい」との意見があり、拍手で承認された。
 会議後、午後6時半から忘年会が開かれ、在聖総領事館やJICA、日系政治家、日系団体、県人会関係者など約200人が訪れた。
 与儀会長、鎌倉由明領事、森口イナシオ援協会長、飯星ワルテル、ウィリアン・ウー両下議らの挨拶の後、森口会長の音頭で乾杯。1年の労を労ってあちこちで話に花が咲き、大いに盛り上がりをみせた。
 8月に北海道人ブラジル移住90周年式典を行った北海道協会の木下利雄会長は、「知事からも喜ばれ、意義ある1年だった。来年は若い人を育て、次の百周年に向け頑張っていきたい」と感想を述べた。
 当日は県連から和順会、やすらぎホーム、こどものその、憩の園、希望の家の5団体に各1千レアルの寄付も行われ、与儀会長から各団体代表者に手渡された。