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最低賃金と年金=再来年は痩牛の年=2011年実質調整ゼロ?

ニッケイ新聞 2009年12月25日付け

 中央銀行が23日、最低賃金と年金は経済成長率に応じる調整措置が暫定令で施されたが、2011年はゼロ調整の可能性があるとして獲らぬ狸の皮算用をしないよう警告と24日付けフォーリャ紙が報じた。
 今回の調整は、465レアルに9・68%調整で510レアルとした。実質ベアは、6%とされる。最低賃金以上の年金受給者は6・14%調整だが、実質ベアは2・5%になる。
 23日制定された暫定令によれば、2011年の最低賃金はINPC(消費者物価指数)と過去2年のGDP(国内総生産)で調整となっている。この案には、労組や年金組合も承認した。
 中銀の予測では、2011年の経済成長率を0・2%またはゼロ成長と見ている。金融市場では、2011年にマイナス成長という予測さえある。そうなると次期政権の初年度は、ゼロ調整になる可能性がある。

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