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援協リッファ=2枚買ったら、トヨタ1台!=印刷ミスも支障きたさず

ニッケイ新聞 2009年12月25日付け

 サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)が販売していたリッファの賞品譲渡式が17日午前、リベルダーデの同診療所前で行われた。当選者4人が、喜びのうちに受け取った。
 今年は、販売開始後に印刷ミスが発覚し、急きょ2500冊を再印刷・再配布するという事態に見舞われたが、未回収分は17日現在で約450冊あるものの当選番号にはかぶらなかった。
 1位のトヨタカローラ車が当たったアッサン・アリ・サムールさん(サンパウロ市在住、40)は、知人の日系人から初めてリッファを2枚購入し見事当選。
 「日頃から日系社会と付き合いがあるんだけど、当てようと思って買ったわけじゃない。夢のよう」と白い歯をのぞかせた。
 2位のホンダオートバイが当たった大浦フラビオ・スナオさん(54)は、援協傘下のスザノ・イペランジャホームのボランティアをしている関係で1枚購入。「笑いが止まらないよ」と喜んでいた。
 譲渡式には、個人でパナソニック製TV2台を提供した同社の篠原一宙副社長と、賞品を提供したトヨタ・ド・ブラジル社の中尾尚平、レアンドロ・ロペス両氏、ホンダ・アウトモーベイス・ド・ブラジル社のパトリシア・ペレス氏が列席。
 トヨタ社のロペス氏が代表で、「援協の活動はおじいちゃん、おばあちゃんの生活の基礎を支える必要なもの。今回も参加できて満足している」とあいさつ。
 森口会長は、「協力の精神のおかげで今年も行えることに感謝。援協の仕事を続けていく上で、リッファは非常に重要なもの」と位置付けし、協力者に謝意を表した。