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株式公開=IPOで世界3位=2010年は上場ブームか

ニッケイ新聞 2009年12月29日付け

 アーネスト&ヤング・コンサルタントは24日、2009年に金融危機のため国際経済が動揺する中、ブラジルが混乱を呈することもなく株式公開(IPOs)で世界第3位に飛躍と発表したことを25日付けエスタード紙が報じた。
 2009年1月から11月までに株式市場に上場した株式が同期、中国や米国に次いで127億ドルに達した。この中には18日に上場したフレウリ・ラボ株5億4800万レアルは含まない。
 上場は、サンタンデル銀行の130億レアルやシエロ(ヴィザネット)の83億レアルなど僅か6社で大部分を占めた。サンタンデル銀行の場合、今年の世界最大規模のIPOとなった。
 ブラジルの金融市場は、リーマン破綻の報で当初パニックとなったが、すぐに回復し正常化した。ブラジル市場の場合は、信用度が確立しており市場が安定していたためとされる。
 金融管理とマクロ基礎条件がIPOのために整備され、十分な外貨準備もあり為替不安も財政不安もなかった。これは、投資家が安心して投資できる必須条件である。
 さらに幸運であったのは、2008年と2009年に株公開を行い、ブラジルはアジア勢とともに08年33%、09年61%を国際金融から資金調達した。同期に欧米諸国は、逆に萎縮し公開どころではなかった。
 2010年は、ブラジルが「株公開の年」になると予想される。金融危機で、机の引出しにしまっていた公開株を一斉に上場すると思われる。内需拡大が明白な現在、誰もが運転資金を欲しがっている。1月だけで10社が、上場申請を行って年明けを待っている。
 2010年に上場するためには、株公開のブームがあった2007年にインフラつくりに精を出していたはずだ。その額は、上場申請中のものの倍額の556億レアルと見られている。

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