コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００９年１２月２９日付け

　ブラジル日本移民百周年で盛り上がった昨年に続き、１６年のリオ夏季五輪開催が決定し、日本メディアでもブラジルの話題が溢れた２００９年。特に、高速鉄道構想や地上デジ日伯方式の南米普及など、両国経済振興の様子も取り上げられた。
　それらの話題に、まず日本にいる身近な友人や親戚たちの間で自然とブラジルへの関心が高まっていることが嬉しい。
　日本企業のブラジルへの見方が変わったとも聞く。ある商社は全伯に現在５８人の駐在員を置くが、うち１２人が語学研修中とか。その将来投資の拡大ぶりには目を見張る。
　このような駐在員の中から、県人会などのコロニア行事に参加する人が増えてもいいはず。
　来年も多方面で交流が盛んになり、ブラジルだけでなく、日系社会にも焦点が当たるようになるよう願うばかりだ。（裕）