ニッケイ新聞 2010年1月5日付け
【パラー州ベレン発】ブラジル東京農大アマゾン分会(山中正二会長)が発起団体となり、8月にアマゾニア連邦農牧大学(FCAP)学長に就任した沼沢末雄氏を激励する会を12月20日19時半より、ベレン市内のレストラン博多で開いた。
一線で活躍する二世ら約60人が参加した。後援はベレン総領事館、パラー日系商工会議所、日伯援護協会、日伯協会。
祝辞を依頼された代表者らは、各自の活動を披露する傍ら、沼沢学長を激励し、「協力を惜しまない」と確約。新世代を代表する日系人同士の団結が強調され、参加者に感動を与えた。
会場には、名井良三総領事、楠彰首席領事、小島康蔵領事はじめ、商工会議所の二世グループ、日伯協会、援護協会、東京農大会々員など関係者及び招待に応じた一般の参加者で賑わった。
名井総領事、生田勇治(日伯・援協)会長、山田フェルナンド商工会議所会頭、イガラッペ・アスー上杉サンドラ郡長、坂口渡CAMTA理事長らが祝辞を述べ、沼沢氏の学長就任を讃えた。
謝辞を述べた沼沢学長はじめ、祝辞を述べた各代表者らが口を揃えて、「日系二世として、ブラジル社会の中で与えられた職場を守り抜くことは勿論、皆さんのご期待に添うべく頑張ります」と意気込みを表明し、会場からは盛大な拍手が送られた。
山中会長は、「こうした交流が、日伯協会指導のもと頻繁に行われ、若い世代の育成や台頭に繋がれば嬉しいです。一世に課された仕事だと思っています」と笑みを浮かべながら語った。(下小薗昭仁パラ―州通信員)