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ニッケイ新聞 2010年1月7日付け

 ミュンヘン五輪(1972年)の柔道で銅メダルを獲得した石井千秋さんは五輪前、ラガーマンの先輩に誘われ、1年半ほどラグビーに打ち込んだ。石井さんによれば、「瞬発力とバランス感覚が身につく。何より倒れなくなるのが良い。柔道をやる人はみんなやっていましたよ」とか。
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 日本語センター主催「日本語ふれあいセミナー」の季節がやってきた。昨年の121人に比べて申込み数が91人と寂しいが、今年初めてアルゼンチンからの参加者も。延べ1070人が学び、昨年の10周年記念式典には、OB270人が集まった。日本語を学ぶ10代同世代の友達と過ごす4日間は、かけがえのない思い出作りの場となっている。まさに日系社会後継者の育成事業だろう。
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 勝海舟が艦長を務めた江戸幕府の軍艦「咸臨丸」の米国サンフランシスコ入港150年の今年、同県佐賀市の「佐嘉鍋島三十六萬石大名行列」が同地で開催される「桜祭り」のパレードに参加する。佐賀新聞が報じた。総勢130人が参勤交代のスタイルで歩く。今年で43年目を迎える同祭は、2週間の期間中、日本人街で日舞や生け花、太鼓などの日本文化を紹介する催し。異文化との出会いから交流へー。歴史を感じるイベントになりそう。