ニッケイ新聞 2010年1月8日付け
サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市で調査や技術革新、先端技術の開発のために構築中の技術センターに、3月から新たな企業10社が参加することになると7日付けエスタード紙が報じた。
新規企業は12日、参加申請中の24社から、技術力、技術革新や市場開拓力、財力、人材育成力、市場戦略などを基に決定される。24社の内訳は地元18社、サンパウロ市や周辺市5社、ミナス州イタジュバー市の1社。
今回の選考対象は中小零細ベンチャー企業で、上位10社には入らなくても同センターの構想に相応しいと認められた企業は、2月初旬に呼ばれる可能性がある。
技術センター参入により、既に活動中のIPT(サンパウロ大学技術研究所)やITA(航空大学)研究所、ヴァーレのエネルギー部門やEmbraer、Sabespなどの大企業研究開発部との接触も容易になる。
同センターは2021年に完成予定の長期構想で、2月には、拡張計画に伴う新規企業50社の募集も行われる。場所は、ドゥットラ街道Km137・8地点にある。