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戦闘機機種選定=空軍意見書に圧力=優先順位の記述は削除

ニッケイ新聞 2010年1月8日付け

 【既報関連】ジョビン国防相に提出される空軍戦闘機の機種選定に関する意見書は、大統領府の圧力を受け優先順位に関する記述を削除したものとなると7日付けエスタード紙が報じた。
 空軍の意見書は5日付フォーリャ紙で報道直後に改ざんされていたが、候補に上がった3機種の性能比較のみをまとめた形の最終意見書は、来週国防相に提出される。
 一連の動きについて、ジュネーブ滞在中のアモリン外相は6日、機種選定の決定権は空軍にはないと言明。7日に訪仏しサルコジ仏大統領と会うことになっている同相によれば、決定権は国防相と大統領にあるという。
 一方、フランス政府は、空軍意見書の内容は正式には通達されてないとした上で、空軍推薦のスエーデン製Gripenは実戦起用の実績がなく、試作されただけの戦闘機だとし、Rafale機の優位性を強調した見解を発表した。

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