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亜国でまた政治危機=中銀総裁を大統領令で解雇
ニッケイ新聞 2010年1月9日付け
キルチネル亜大統領は7日、亜中銀の独立権限を楯に大統領からの辞任要求を拒否していたマルチン・レドラド亜中銀総裁に対し、大統領令を以って解雇の強行手段に出たと8日付けエスタード紙が報じた。
政府債務の決済に外貨準備を切り崩すようにとの政府要請を中銀が拒否したために起きた確執で、同総裁は、大統領令の無効手続きを行い裁判で争うと声明を発表。キルチネル政権の2年間で3度目の政治危機を迎えた。中銀規定によれば、外貨の交付は外債のみに許されるが、国内債務には禁じられている。
後任にはエコノミストのマリオ・ブレヘール氏が指名されているが、就任までは副総裁が総裁職を代行する。中銀の独立権限は、行政府に対するもので、連邦令に対するものではないという。大統領令は、連邦令の一部という見方がある。