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国際決済銀行=メ総裁、中南米代表に=国際舞台で金融を論じる

ニッケイ新聞 2010年1月13日付け

 中央銀行のメイレーレス総裁は11日、バーゼルに本部を置く国際決済銀行(BIS)の経営評議委員会中南米代表に選任されたと12日付けエスタード紙が報じた。
 これまで新興国で唯一人の代表であった中国のゾウ・シアン・チュアン代表と並ぶことになる。BISは、G7を含む先進13カ国の代表で構成されていた。
 代表の中には、ベン・バーナンクFRB(米準備制度理事会)理事長やトリシェットEU中央銀行(BCE)頭取などもいる。中銀によれば、世界の金融制度を統括する国際会議に、ブラジル代表が出席するのは、初めてのことだという。
 任期は2年で、委譲は出来ない。メイレーレス総裁が任期終了前にブラジル政府の公職から去ると、BIS経営評議員の代表も辞任しなければならないことになる。
 メイレーレス総裁の選任は、ブラジルの金融制度を確立し、金融危機を巧みにリードした実績が評価されたようだ。
 BISは1930年、設立された。現在はスペイン代表のハイメ・カルアナ氏が、世界の銀行の中央銀行総裁として采配を振るっている。