日系社会ニュース
居酒屋『一茶』=原口新店長が腕まくり!=「女性だけでも入れる店に」=おふくろの味、楽しんで
ニッケイ新聞 2010年1月13日付け
リベルダーデの居酒屋『一茶』(Barao de Iguape, 89)が昨年12月から、雰囲気をガラリと変え、仕事帰りのお父さんたちや若い日系人らで賑わっている。
「女性一人でも気軽に楽しめる店にしたい」と話すのは、新オーナーの原口マルガリーダ店長。
趣味で作ったという押し花のランプが優しく照らすカウンターの中で、キビキビと働くのは、トップセンタービルにあった「駒寿司」の元オーナー夫人貴恵さん。
厨房を取り仕切る春美さんは、15年間弁当屋を手掛け、原口店長自身もジャグアレー区のレストラン「御苑」を16年間経営、料理の味には信頼が置ける。
常連客の多くが日本人だから、日替わりの突き出しにはこだわりを見せる。イカの沖漬け、どんこ椎茸の旨煮、ふっくらした黒豆など、ついつい酒が進む品々が嬉しい。
メニューも豊富で、揚げ出し豆腐、角煮、餃子、マグロ納豆、刺身やおでんといった一品料理が10レアルから揃い、揚げ物や丼物も充実。
自慢のお好み焼やたこ焼きのほか、ラーメン、釜揚げうどん、ざるそばなど麺類の種類も多く、一杯飲んだ後の締めの一店としても覚えておきたい。
驚くべきは、ウイスキーや焼酎などの持ち込み料が何と30レアル。「お酒と美味しい料理を気軽に楽しんで欲しい」という原口店長の心意気だ。
レストランのある通り105番にある24時間営業の駐車場が便利。
定休日なし。午後6時から11時半(オーダーストップ)まで。
予約などは、電話(11・3208・8819)まで。