ニッケイ新聞 2010年1月13日付け
昨年の終わりからだったか、リベルダーデにあるガレリアの通路に中国語の注意書きが張られている。紙には「請勿随地吐痰」の文字。「地面に痰を吐かないで下さい」といった意味だ。
昨年実施された違法滞在者への恩赦では、年末までに約4万2千人が手続きを行ったという。最多はボリビア人で1万7千、次いで中国人で5千5百人だった。
そのせいばかりでもないだろうが、最近になって、リベルダーデを歩く中国人の姿が目立つようになってきたと感じる。人数と、さらにいえば以前より堂々とした感じに見える。「痰を吐かないで」の張り紙もその延長の現象かもしれない。
もう一つ挙げれば、生ゴミ。全てではないにしろ、リ地区で腐臭を放つゴミには中国系の料理店で使う食材が目に付く。町の汚れは、町の風紀悪化にもつながりかねない。関係者の対策を望みたいところだが。(ま)