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ニッケイ新聞 2010年1月16日付け

 今、リベルダーデ区の丸海などのスーパーでは、ピラール・ド・スール等の聖南西地区で生産されている「富士みどり」など「巨峰」の流れを組む高級種なしブドウが並んでいる。一皿10レアル程度と安くはないが、甘みと適度な酸味があり、普通のイタリアブドウを食べ飽きた人には、このような日系農家が丹精込めて栽培した高級果実がお薦め。そろそろサンタカタリーナ州のラーモス移住地などで生産されている和梨「豊水」の収穫も始まる。しばらくはマンガなどの熱帯果実と、和風温帯果実の両方楽しめそう。
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 サンパウロ市によりミエ・ニシ球場の改修が進む日伯スポーツ文化センター。さらにバラ・フンダ駅近くにあるジガンテ野球場を移転し、さらにフットサルコート2面を追加する予定だとか。全て完成すれば、相撲センターをはじめ、野球場2面、ソフトボール1面、ゲートボール場4面、フットサルコート2面と立派な総合スポーツ施設だ。「ゆくゆくはナイター設備も」とパウリスタ野球連盟の沢里オリビオ会長。
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 百周年協会の上原幸啓理事長。現在、専門の水利研究の方面で忙しくしているとか。年末年始の大雨で歴史的建築物が倒壊、文化財損失の危機に見舞われているサンパウロ州サンルイス・ド・パライチンガ市の水利事業に関わっている。「まだまだ仕事させてもらいます」と意気軒昂。