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ぶらじる丸同船者会=「思い出話、語りたい」=55周年、資料の配布も

ニッケイ新聞 2010年1月20日付け

 1954年9月9日サントス港着の「ぶらじる丸・処女航海」同船者会が2月7日午前10時から、老ク連サロン(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で開催される。
 同船者の本藤利さん、若松孝司さん、大河原昭子さんらが12日、案内のため本紙を訪れた。
 航海中、同船者の本藤さんが作詞、山路正芳さんが作曲し、赤道祭で披露された「ぶらじる丸」の歌が入ったCDや、当時の出航の様子を伝える新聞記事、同船者名簿のコピーなどが55周年を記念し、参加者に配られる。
 同会は30周年、50周年を記念して開催され、以降は毎年行っている。当日はビンゴやカラオケを予定している。
 船の中で青年会長だった若松さんは、「処女航海なので塗料の匂いがぷんぷんした」と船の印象を語り、「当時は若く、腹が減ってね。乗務員にかけあって、お櫃にびっしりと米を特別に用意してもらったことも」と懐かしそうに振り返った。
 本藤さんは、「今回は55周年の節目。それぞれ苦労、活躍したと思うが、思い出話を語ろう」と呼びかけた。
 会費は一人50レアル、1月29日までに申し込むこと。
 同船者に関する問い合わせは、本藤(電話=11・4343・5878)、若松(電話=11・5083・2667)、大河原(電話=11・3277・5339)まで。