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岩手県人会=総会・新年会を開催=「東北祭り」で物産展を

ニッケイ新聞 2010年1月21日付け

 ブラジル岩手県人会(千田曠暁会長)は『定期総会』を17日午前、同会館で開催した。約30人が出席した。
 総会開始前、NHK盛岡放送『おばんですいわて』番組内の「ビデオ便り」で紹介(12月14日)された県人会主催の「わんこそば大会」の映像が流された。
 多田マウロ副会長の宣言で開会し、開拓先亡者への1分間の黙祷が行われた。続いて千田会長は「08年の県人会50周年後、みなさんの協力により、母県への答礼訪問など、色々なことができた。これからも力をあわせ、新しい県人会活動をやっていきたい」と挨拶した。
 09年事業報告では、「ペトロポリスの旧公邸見学・リオの杉村濬公使墓参旅行」「県人会50周年答礼団」「わんこそば大会」(2回実施)などが報告された。
 本年度事業案では、「パラグアイ国ピラポ岩手県人会創立50周年記念式典」(8月)への参加、東北6県・北海道ブロックによる「東北まつり」(9月)で、物産展の開催を検討していることが千田会長から説明された。
 09年度の収支報告では、収入約12万7千レアル、支出約9万5800レアル。約3万2千レアルを繰越した。本年度予算は10万レアル。会費の75レアルは据え置きとなった。
 続いて行われた新年会には、地方会員ら100人が参加。菊池達朗地方理事の音頭で乾杯し、会員持ち寄りの料理で祝宴が始まった。
 ミナス州やアチバイア市などからの出席者もあり、お国言葉で旧交を温める姿もみられた。
 ビンゴやカラオケも行われ、午後4時頃まで大いに盛り上がりを見せた。
 今年12年目(6期)を迎える千田会長は、「計画をきちんとこなし、物産展も何とか形にできれば」と抱負を語った。