ニッケイ新聞 2010年1月22日付け
20日のサンパウロ州選手権第2戦で、コリンチアンスがロナウドとロベルト・カルロスの二人を投入。レアル・マドリード時代を思い出させる両人揃っての出場に湧くファンに発奮の余り(?)、相手ボールを奪いに行ったR・カルロスがベンチにぶつかり、ケガで交代というハプニングも。ただし、3万2千人が湧いたパカエンブの金星は、1点目を挙げたエリアスへの好アシストと、後半の得点でコリンチアンス勝利を確定させたジョージ・エンリッケだった。
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ハイチ地震で死亡した伯軍兵士17人の顕彰式典と、同国で殉職した国連組織Minustah副代表、ルイス・カルロス・ダ・コスタ事務官の通夜が21日に行われ、コスタ氏の娘が「父は私達に平安を与えてくれた。父の死は新しい始まりのしるし」と語った様子がサイトに流れた。地震後間もなく、生存者救出後の伯軍兵が「自分がここにいて救助活動に携わり、命を助ける事が出来た事を感謝する」と語った様子も見たが、この様な報道に接すると、ブラジリアで不正な金を手にし、私腹を肥やした政治家らの話には鼻をつまみたい思いが…。
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21日朝のニュースでは、サンパウロ市水没とでも言いたくなる場面連続。20日夜からの雨で7時現在の主要道路の冠水は50カ所と報じられたが、大サンパウロ市圏での土砂崩れによる死者は、14時現在6人、行方不明3人と報告されている。タイヤさえ隠れる深みを渡るトラックや諦めてバックする救急車、サンパウロ市に入る街道が動けない車で渋滞する様子なども報道されたが、自然災害の度、味わう無力さ。昔から水を治める事の重要さが説かれてきたのも頷ける。アマゾンから湿気を含んだ大気南下で、南東伯の雨は火曜日まで続くようだ。