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南米で初の合同大法要=本願寺=親鸞聖人の750回忌=東西の僧侶、門徒が一堂に

ニッケイ新聞 2010年1月22日付け

 サンパウロの本派本願寺ブラジル別院西本願寺で14日午後2時から宗祖親鸞聖人750回忌ならびに真宗教団連合40周年記念法要が勤修(ごんしゅ)された。ブラジル、南米において合同法要が行われるのは初めて。東西本願寺の僧侶と門徒が一堂に会し、共に「正信偈」のお勤めをした。
 法要後、東本願寺の草野等開教監督・輪番は「宗祖親鸞聖人の念仏の教えを今一度確認し、聞き開いて、子供や孫とともに相続していきたい」と法話をした。
 西本願寺の松峯慈晄開教総長は「移民百周年という大きな節目を過ぎた今、東や西と言っている時代ではない、宗派を超えて大切な仏さまの教えを共に聞き開くことが求められている時代である」と述べ、「ブラジルで初めて合同での大法要が執り行われたのはとても記念すべき出来事」と話をした。
 その後の食事会では門徒から、「大変感動しました。今回だけで終わらせず、毎年東西両別院で合同の報恩講(ほうおんこう)をしたらいいのでは」との意見も聞かれるほどだった。