ニッケイ新聞 2010年1月23日付け
環境保全が厳しいイーリャグランデでは、島で個人の自動車を所有することは禁止。使用されるのはパトカーや消防車、救急車などだけ。そのため、島での主な移動は自転車か徒歩となる。地元住民の引越しや、観光客の荷物を運ぶときは、「カへテイロ(荷車での荷物運び屋)」が大活躍。市の公認するカヘテイロは22人。料金は重さで異なるが、旅行鞄なら500メートル15レアルほどだとか。「Carreteiro」と書かれたTシャツを着ているのが目印だ。
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映画監督の山崎千津薫(日系三世)がルーラ大統領に快勝中!? 大統領の生涯を描いた映画『Lula, o Filho do Brasil』が予想外の不評で、シューシャ主演で山崎監督の映画『Xuxa e o Misterio da Feiurinha』が好評だという。19日付けSoftnewsによれば、大統領の方は500万人動員を予想し、最低でも100万人はかたいと踏んでいた。ところが最初の週こそ19万3千人を動員したが、2週目には10万7千人に勢いが落ち、総計64万2千人で、このままでは最低予想も下回る可能性も。ところが山崎監督作品は公開日数が一週間長いがすでに77万人を動員とか。シューシャを大統領選挙に出しますか!?
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本紙では「漢字を読むのがちょっと…」という人にも読んでもらおうと、コロニア第2社会面で振り仮名(ルビ)を始めた。先日、編集部に電話があり「私も読めるようになった! ぜひ続けて欲しい」と弾んだ声が響いた。聞けば、リベルダーデで働く二世の女性。会話には不自由しないが、読むのは苦手だったという。「周りのみんなにも伝えるからね!」との嬉しい一言に身が引き締まった。