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ボベスパ=5日連続で外資流出=レアルは6%下げる

ニッケイ新聞 2010年1月29日付け

 09年を好調な取引で締めたサンパウロ市証券取引所(ボベスパ)は27日、流入外資が20日と21日の2日間に15億ドルも引き出される異変が生じたと28日付けフォーリャ紙が報じた。
 昨年末の外資収支残高が、190億ドルあった。ドル換算で昨年は、145%増の流入があった。それが10年に入って5日連続で引き出され、11%減だ。
 外資は低リスクの投資先を求め流出したので、レアル通貨が下落。ボベスパの株価指数も落ちた。レアルが今年に入って、対ドル5・88%下げ、1・743レアルから1・859レアルへ下げた。世界的に見てもレアルは、ベネズエラのボリバルに次いだ。
 今回のレアル下落の原因は、中国が日本やEUの回復状況を考慮してクレジットを制限したためと見られる。他に米国がコモディティ相場の引き下げを狙って銀行の金融引締めを行った。また政策金利の引き上げと危機対策の終焉もある。
 ブラジルは外資が09年まで津波のように押し寄せたのに、為替取引きや証券から一挙に引き出されたので打撃を受けた。外資が、ブラジルの金融商品はそれなりの理由はあるが平均に高価であるとし、外資の流れに区切りをつけた。
 投資家の注目は、ブラジル経済の回復より国際経済の動向に向いている。国際金融の金融規制も、ブラジルへの投資に歯止めをかけた。ドルの動きは先週、入るより出るほうが多かったが、輸出為替がカバーしたので支障はなかった。
 先週起きた外資の流出は、新たな外資流出を呼ぶ恐れがある。投資家らは、レアル通貨にはかつてのような魅力がないという。レアルは、ジワジワ相場を下げている。中銀の外貨準備高は現在、2415億ドルある。

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