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注意、偽支払い請求=拒絶には訴訟で脅す手口

ニッケイ新聞 2010年1月29日付け

 サンパウロ州市警は26、27日、銀行の支払い請求書(ボレット・バンカリオ)偽造団20人を摘発と28日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 犯行の手口は、請求企業へ集金の無料サービスを提供する。一味は、集金の支払い請求書にSERASA(銀行業務サービス)の支払い拒絶証書とSCPC(クレジット保護サービス)の手続き案内書を添付して受払い人へ送付する。
 同一味はブラジル商業経営者協会(ACEB)名義で組合税の名目で支払い請求書を作成発送。金額は100レアルから500レアルが狙い易い金額と見て常習する。経営者によっては、支払い拒絶証書(プロテスト)を恐れて無分別に支払う。
 もう一つの手口は、企業の無料宣伝と称して電話帳への記載を奨める。無料の筈なのに支払い請求書が来る。しかし、電話帳への記載などデタラメで、何もしていない。 一味は逮捕されても、ラランジャを装い、証拠不十分で釈放される。釈放されたら、同じことを繰り返す。被害届けは5州で出ているが、被害総額は報告されていない。

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