悲喜こもごものIPTU=評価額見直しで大幅増も=疑問があれば問合わせを
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け
【既報関連】サンパウロ市での不動産評価額見直しで、170万戸の固定資産税(IPTU)が増額となる事は、09年11月19日ならびに12月3日付本紙でも報じたが、実際にIPTUの通知書を受取った市民に、戸惑いや動揺が広がっている。
例えば、29日付G1サイトでは、壁一つを隔てたアパートでIPTUが600レアル以上違う例などを報じている。
問題のアパートは市東部のベレンにあり、どちらも50平方メートル強のよく似た作りだ。
ところが、09年IPTUはどちらも350レアルだった隣人同士が、10年のIPTUでは、15レアルと640レアルと625レアルも違う通知書を受取った。
税額上昇のルシアノ・ヴィエイラさんは「隣同士で金額が違うのはおかしい」とし、減額となったネルソン・プラッタさんも、皆が納得できる額であるべきで「少額で済むのはいいとしても、他人におんぶした形でいたくない」という。
また、同じコンドミニアム住民で、09年はやはり350レアル払ったマルシア・ポルトさんへの請求は639・77レアル。市役所は、不動産が本人名義でないため、建設業者所有物件として評価額が算定され、個人向けの控除対象から外されたと説明。
これに対しマルシアさんは、名義変更はかなり前に行ったのに、市役所側の処理が遅れているのだと苦情を漏らす。
また、評価額急騰で税額も大幅上昇の場合、10年徴収額は、商用などで45%、住宅は30%を上限とした増額のはずなのに、354・60レアルから680・20レアルと91%増の通知書を受取ったデニス・トルクアットさん。「同じ建物で同じ大きさのアパートに住む知人への請求は20レアル強だ」と疑問をぶつける。
急な減額後、再調整された額を翌年以降徴収される事を恐れる人もいるが、通知された徴税額に疑問や不満のある人は、www.capital.sp.gov.br/portalpmsp/homec.jspで確認を。
IPTUの徴税額変更の申請期限は最初の支払期日から90日以内。一般向けのIPTU通知書は14日から発送されており、最も早い一括払いと第1回目の分割払期日は2月1日だ。