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Invictus封切り=マンデラの人種運動を描く
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け
ネルソン・マンデラ元大統領の人種隔離政策(アパルトヘイト)反対運動を映画化した「Invictus」が29日、サンパウロ市で封切りと同日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
同元大統領がラグビーを通じて、人種統合を試みた心の経緯が描写されている。1964年に投獄され、27年間孤島に幽閉された。釈放後1994年、南アフリカの大統領に選出された。
獄中で詩を朗読しながら、圧力に屈し受身になる心を奮起させる心理描写を映画がくまなく語っている。詩「私が潜る門はいかに狭く、どんな拷問が待ち受けていても、私は自分の人生の所有者であり私の心の至上者」で全編が貫かれている。
同元大統領は敵を許すことを学び、復讐を断念したことを家族からも非難されたという。同元大統領の境地は、圧力に挫けず妥協することもなく、南アフリカ国民4300万人の共感を得た。