ニッケイ新聞 2010年2月3日付け
1日未明に名古屋市で起きた、3人が死亡したひき逃げ事件で、車の同乗者にブラジル人がいた可能性が出ている。
NHKも報じているが、車は交差点の歩道に突っ込んで3人をはね、フェンスに衝突。車内に残されていた携帯電話の持ち主が、通話の相手先などからブラジル国籍者と見られている。車上荒らしに使われる特殊工具もあったという。
現時点でブラジル人が事件に関わっているかは分らない。しかし、もし本当だったらと思うと背筋が寒くなる。
かつて、在日ブラジル人の犯罪がメディアで頻繁に取り上げられた時期があった。そうした時代は過ぎ、今、不況による生活の困難の中で頑張っている人たちがいる。
3人の命を奪ったこの事件は、その努力に大きなマイナスを及ぼさないか。また、公立校で新生活を始めている子弟達が悲しい思いをすることはないか、心配だ。(ま)