ニッケイ新聞 2010年2月4日付け
ブラジルの主食フェイジョンが従来の手作業から完全機械化が可能になったとエスタード紙が3日、明らかにした。
相場の乱高下が激しいフェイジョンの生産コストを下げたことで、生産が安定する見込み。フェイジョン栽培の問題点は、収穫にあった。収穫時と認められる時期、短期間に手作業で行う。
フェイジョンは熟すとさやが地面につき、雨が降ると地面にある粒は腐る。乾燥したさやは注意しないと、弾けて地面にこぼれ、拾うのが不可能であった。そこで登場したのが、大豆コンバインを改造した収獲機。
同収穫機は、フェイジョンの幹や草、木の枝も一緒に取り込むので地面の落ちこぼれ粒を拾う。収穫したフェイジョンはゴミと粒に分け、大きさと重さで不良品と優良品に選別する。
収獲時にあった毒蛇やさそりの被害からも救われる。