ニッケイ新聞 2010年2月4日付け
サンパウロ州政府から援護協会に、10万レアルの支援が行われるにあたり2日州議会で行われた調印式。木多喜八郎文協会長も証人として出席した。支援に尽力した西本エリオサンパウロ州議に日系団体代表としてあいさつした木多会長、開口一番、「セニョール・ニシモリ」と呼びかけた。すかさず、横から「ニシモリ(西森ルイスパラナ州議)はパラナだよ」との指摘が。「似てるよね」との声もささやかれたが、さわやかな笑顔の似合う西本サンパウロ州議の表情もさすがに引きつっていた。
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09年3月から8カ月間にわたって行われた「第1回リーガ・アリアンサ・オリンピック大会」。70種目で争われ、2千人近くが参加したが、ロンドリーナ市を中心に開催されたため、地方からの選手が集まらなかった。今年はパラナ州を4つの地域に分け3月から10月まで開催予定だとか。スポーツ部門の責任者の林セルソ氏は「デカセギなどでバラバラになった日系社会をまとめたい」と意気込む。陸上やサッカーのほか、〃喉のスポーツ〃カラオケもあるとか。
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連日、大雨が続くサンパウロ。各地で甚大な被害をもたらしているが、2日の夕方に振り続いた雨のせいか、本紙編集部のある地区一帯が停電した。紙面の締め切り直前だったが、なす術もなく、蝋燭の炎とニラメッコ。半時間ほどしてようやく電気が戻り、大慌てで編集作業を終わらせた冷や汗の一幕だった。