ニッケイ新聞 2010年2月9日付け
【パラー州ベレン発】州都ベレンに生長の家パラー教化支部会館がこの度完成し、1月26日午後7時から、ジェネラリッシモ・デオドロ街の新会館で落成式が挙行された。世界人類光明化運動や国際平和振興運動等の活動拠点として期待されており、当日は約500人が出席し、注目の大きさを伺わせた。
会場にはブラジル生長の家国際伝道本部から大島・アントニオ・ショウタロウ副理事長、原・エーニオ・マサキ理事が出席したのを始め、清水柾壱パラ―教化支部長、ベレン教化支部のマリア・ダ・ソコッロ・シルヴァ支部長、同市長代理、同市観光局長や信徒約500人が列席し、盛大な落成式となった。
完成した会館は、04年末に760平米の土地を購入し、設計と募金活動を始めた。08年までの4年間で約180万レアルの資金を集め、08年に工事に着手。地下に駐車場、1階に大講堂(収容能力400人)、書籍部、事務所、2階には組織の各部署の部屋が設けられ09年末には完成していた。
建坪は1970平米で広々しており、静かで落ち着いた雰囲気の漂う施設となった。
また、ベレン市より35キロにあるベネビーデス市郊外に、「生長の家アマゾニア神性開発練成道場」が現在建設されている。この土地135ヘクタールはベレン相愛会会長であった故茂古沼秀彦氏の寄贈。そこに110人収容可能の宿舎を建て、5日間の練成に利用されるという。
こうしたベレン市の生長の家の活動や伝道は、清水柾壱、故茂古沼秀彦両氏の活動が原点だという。来賓による挨拶の中での両氏の紹介には、盛大な参加者信徒の拍手が響き渡り落成式を盛り上げていた。(下小薗昭仁パラ―州通信員)