ニッケイ新聞 2010年2月9日付け
昨月31日に行われた高知県人会総会。片山アルナウドさんへの会長職引継ぎが決まり、やっと一安心の高橋一水元会長だが、少々曇り顔。というのも、最近になり浮上した会館のIPTU(不動産税)未払い問題が未解決だからだ。今まで免除されてきたが、ここ5年間免除申請が受理されておらず、その分未払いになっていた。「会計事務所に一任していたのだが…。支払うなら結構な額」とか。
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総会ラッシュが続く最近の週末。県人会の総会では、65万レアルもの不正会計が明るみに出た神奈川文化援護協会(村田洋会長)が話題に。「現在どういう状況なのか」「うちは大丈夫か」など、神奈川の轍を踏むな―とばかりの発言が多く聞かれた。昨年の総会で、13万レアルの不正会計が発覚した長崎県人会(野口圭三会長)も、元会計理事に対する法的措置を未だに取っていないよう。〃盗り得〃を許さない今後の対応がコロニアの注目を浴びていることをお忘れなく。
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6、7日にリベルダーデ広場で開催された「第5回新年快樂」。無料で行われた風水、瞑想などの教室が盛況を呼んだ。風水(FENG SHUI)教室を覗くと、40人の参加者で満員。大半がブラジル人の主婦で、その悩みは「家周りの水はけが悪い」「家の前にお墓がある」「旦那の愛情を増やしたい」などなど。終了時間がきても質問攻めは続き、主婦たちの勢いに講師もタジタジ。