ニッケイ新聞 2010年2月11日付け
香川県人会(120会員)は7日午前、同会館で「定期総会」を開いた。40人が出席した。総会は山下パウラ議長の進行で進められた。
2009年度の事業報告では、「母の日」(5月)、フェスタ・ジュニーナ、1200食のさぬきうどんを完売した「日本祭り」(7月)、敬老会小旅行(9月)、金毘羅大祭(10月)、ピクニック(11月)があった。同年に亡くなった会員、白川秀幸(享年92)、岡本英雄(享年99)の訃報も報告された。
同年度の会計報告では、35万5561レアルの収入に対し、支出が25万1265レ。残金となった10万4296レに昨年度からの繰越金42万5606レを加えた52万9902レアルが流動資金であることが発表された。
本年度の事業計画では、菅原会長から、「恒例行事に加え、昨年出来なかった運動会を実施したい」との発表があった。続けて「今年、県人会は創立55周年を迎えるので県に打診したが返答がない。慶祝団を迎えることはなさそうだが、皆さんのご協力を願いたい」と発言があった。
予算案では、37万3250レを計上、支出は昨年より7%増の36万1490レが報告された。会館の改修費に昨年の約4倍にあたる8万3千レが充てられることも発表、承認された。
続いて、役員改選が行われた。会員投票により、リベルダーデ区で不動産業を営む藤本徹也氏が新会長に選ばれ、副会長、会計理事、書記、監査も新たに決まった。
藤本氏が欠席していたことから、香川ユキオ副会長が「会を強くし、活性化して生きたい」と挨拶、2年間、県人会を牽引した菅原元会長には大きな拍手が送られた。
なお、定期総会に先立ち、開かれた臨時総会では、任期1年の2期だった定款を改正。2年の任期を2期(計4年)できることになった。
続いて、新年会が催され、会員らは美味しい料理に舌鼓を打ちながら、親睦を深めていた。
09年度県費留学生として、生駒回理(えり、二世、24)、渡辺ジュリアーナさん(三世、26)が写真を用いて、発表を行った。
新役員は次の通り。
会長=藤本徹也、副会長=香川ユキオ(第1)、菅原パウロ農夫男(第2)、香川ネルソン(第3)
会計理事=池田サンドラ(第1)、福井サンドラ(第2)、書記=高橋エルザ(第1)、福井マリオ(第2)、監査役=(正)内海和子、北浦キヨミ、菅原ルイス正、(補充)小島フカシ、小野ヨシキ、藤本シオリ