ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
デジタル時代=Y世代800万人が出現=消費と生活スタイルが変化
ニッケイ新聞 2010年2月12日付け
ブリッジ・リサーチ調査会社は10日、「テレビは時代遅れ、世はまさにPC(コンピューター)時代。ブラジルには現在、PCが遺伝子に組み込まれたデジタル世代の若者が800万人いる」と発表したことを11日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
年齢は30歳以下。文明の変革も政治の改革も知らないが、経営や広報、心理学の分析では専門家。この世代は胎児時代からデジタルにトップリ浸かり〝Y世代〟とも呼ばれる新人類。
Y世代は、サンパウロ市など大都市圏に住むABCクラスの子弟。また将来は有望な産業の担い手であり、消費者でもある。生活スタイルは、ブランドに拘らない。人柄には厳しい。服装は社会階層を表わし、快適を優先。
Y世代は、身だしなみに独自性を求める。世界的銘柄品には、関心がない。例外は電子製品、これだけは、ブランドがものをいう。IT関係のブランドには、うるさい。彼らを満足させるために、業者は一苦労する。