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ニッケイ新聞 2010年2月12日付け

 カーニバルでパシスタの座を射止めた葛西叙江さんによれば、パシスタの試験は具体的な日時が明示されるわけではなく、練習に参加し続け、監督が気に入ったら採用されるようだ。言わば、毎回の練習が試験のようなもの。リオに通い詰め、体を張って掴んだ地位だ。ただ、内定のようなものものもあるとか。珍しい日本人のエスペシャルでのパシスタの活躍をこの目でぜひ。葛西さんのチーム「IMPERATRIZ」は14日午後10時過ぎ、2番目に出場だ。
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 昨月4日よりサンパウロ市バス運賃が2・30レアルから2・70レに値上がったが、9日ついにサンパウロ市地下鉄、都電(CPTM)料金も2・55レから2・65レに値上がり(3・9%増)。ただし、9日までにビリェッテ・ウニコ(統一乗車カード)に入金した分は、値上げ後も値上がり前の値段で乗車できる。8日には、各駅でカードに入金しようとする人が溢れ、全駅で40台もの自動チャージ(入金)機が停止したとか。
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 リベルダーデを歩く人の中に、雨傘を日傘がわりにしてさす姿がちらほら。それも中国、韓国人の若い女性が目につく。2月に入って本格的な夏の陽気が続くが、数年前は、日傘をさしている光景は稀。日本で日傘が手放せなかった女性記者も、「外国人丸出しで泥棒に狙われるからやめなさい」といわれ泣く泣く直射日光に当たったものだが…。