ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
イラン制裁=アモリンが対話要請=一触即発の鍵を握るブラジル
ニッケイ新聞 2010年2月18日付け
クリントン米国務長官がイランの独裁化を批判したことで、アモリン外相は15日、イラン政府に対し反対派や少数派との穏便な対話を痛切に求めたと16日付けフォーリャ紙が報じた。
同外相の要請は、国連安保理の席上で行われた。ブラジルはイランへの説得力を持つ国として、米政府が期待している。イランの核計画を巡る欧米列強の圧力を緩和するブラジルの努力は、イラン政府にも届いたと外務省は見ている。
いまブラジリアとジュネーブ、国連安保理の間で、ブラジルがイラン問題の胴元として、賽の振り方についてひんぱんに連絡が交差している。最大の懸念は、ブラジルが中近東の親イラン派を、どう扱うかだ。
ルーラ大統領は5月、イランを公式訪問の予定だ。その時、反対派や少数派との接触が乞われると、米政府は推察する。イランを翻意させる唯一の手段が、ブラジルの説得とされているからだ。
マリア・アゼベードブラジル連大使は、米仏のイラン制裁強硬派に対し、慎重であり歯止めとなっている。それでも同伯大使は、外国人の活動家が多数拘束されていることで、イラン政府に死刑の廃止を求めた。