ニッケイ新聞 2010年2月19日付け
ケガで戦線離脱していたコリンチアンスのロナウドが、20日のサンパウロ州選手権リオ・ブランコ戦に45分程度出場と監督発表。24日からのリベルタドーレス杯の試合開始前に体を慣らしてという事だろうが、再びケガという可能性があり得るのも怖い。欧州では、レアル・マドリードのカカーがケガに泣き、今年の欧州チャンピオンズリーグでは、7試合で1得点。マスコミからも相当叩かれている様だが、期待を背負った選手が、期待通りの結果を出せない時は辛いもの。
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17日は寒冷前線通過で久しぶりの大雨になったサンパウロ市は、コンゴーニャス空港一時閉鎖他、3トンネルが通行不能になるなど、雨に弱い事を再び露呈。9月に通行不能となったミニョコンも再び水を被り、排水設備が十分機能していない事を証明したが、強い雨が降らない時だけの束の間の平安では、ラ米一の経済都市の名が泣きますぞ。
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連邦直轄区で、1、2月のデング熱患者発生が316人に達し、昨年同期の60人比426%増との報道。ブラジリアは全般に湿度が低く、1月の雨は過去11年間で最少だったというから、患者多発は雨のせいではなく、住民一人一人が注意を怠ったためだとか。保健省は、アクレ、ロンドニア、南北マット・グロッソ、ゴイアスの5州でも患者増加中と注意を呼びかけている。
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夏時間が間もなく終わり、20日の夜12時には時計の針を1時間遅らせる事になる。電力削減のための夏時間だが、記録的な暑さがクーラーや扇風機の利用拡大に繋がり、効果帳消しの可能性も。照明時間短縮やシャワーの温度調節で0・5%前後削減できるはずと鉱動省職員は言うが。