大耳小耳

ニッケイ新聞　２０１０年２月２０日付け

　猛暑と大雨を繰り返しているサンパウロ。寝苦しい夜が続くが、先日、タイのニュースに目が止まった。バンコクのある寺院で行われた葬儀には、花輪の代わりに扇風機を贈ってもらい、各地の施設に寄付したとか。「捨てられてしまうものより、役に立つものを」という遺言からだとか。暑い暑いと不平を言う口を思わず閉じた。
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　今日２月２０日は「旅券（パスポート）の日」。１８７８年同日、外務省の規則上、「旅券」という言葉が初めて使われた日のようだ。外務省のホームページによると、「パスポートの紛失・盗難件数は年間約４万３千件（２００８）」とか。年に一度、所在も含め、自分のパスポートの有効日付を確認する日にしてみては。
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　「日本移民の日」が連邦レベルで６月１８日と決められているように、イタリア移民にも２月２１日という「移民の日」がある。移住の歴史自体は日系より３０年以上古いが、これが決められたのは実は０８年６月と最近。日本移民百周年が脚光を浴びたことで刺激を受けたのかもしれない。今週末、各地のイタリア人集団地ではイベントがあるよう。１８７５年に彼らが入植した南大河州ベント・ゴンサルベスでは今月末まで「ブドウ狩り」のシーズンとか。
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　夏時間（サマータイム）も２０日（土）でおしまい。２１日（日）から通常時間になる。日付が変わるときに１時間戻すこと。２１日は総会などが多いので注意が必要だ。