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カサビ市長=当選無効判決は保留=選挙高等裁の審理を待つ

ニッケイ新聞 2010年2月24日付け

 選挙地方裁は23日、カサビ市長(DEM=民主党)とアウダ・アントニオ副市長(PMDB=民主運動党)の当選無効判決に異議を申し立てた同市長の弁護士による抗弁を受理、選挙地方裁の判決を保留処分としたことを23日付けエスタード紙が報じた。
 第2審の判決が下るまで正副市長は、現職に留まる。違法献金と考慮される費用が31%に達したことに関する審理と判決の予定日は、決まっていない。4カ月または1年と見られる。
 同日付G1サイトによると、正副市長と一緒に当選無効処分にされた市議8人も、23日に異議申し立てを行うという。
 当選無効判決を下した選挙地方裁のアロイジオ・R・シウベイラ判事は、89年から他分野で判事補などを務め始め、08年に選挙地裁16法廷の正規判事に赴任。母校のPUC(カトリック大学)では、民法の教授として教鞭を採る。