ニッケイ新聞 2010年2月24日付け
南大河州ノヴォ・アンブルゴで、年金生活者がグループがけしたメガ・セナ(宝くじ)が当選したはずなのに、かけた番号がシステムに登録されておらず無効扱いとされて、問題になっている。40人が11レアルずつ払ってかけたのに、当選者は無く賞金5300万レアル余りは繰越と聞いた人達は、自分達は確かにこの番号でかけたと訴え、賞金繰越差し押さえを求める騒ぎに。130万レアルをもらえるか否かの瀬戸際だけに必死になるのも道理だが、販売店の不正疑惑も…。
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サンパウロ市アクリマソン公園の池で、水位調整のために使われる排水管が壊れて水が漏れ、池を満たした7千万立方メートルの水が1時間で流れ去った事件から23日で1年。事件当時、底に溜まったゴミと泥が露出したのを契機に、乾燥した状態で池の底をきれいにした方がいいのではという声も出ていたが、池は汚染されたまま、水が入れられた。清掃業者の書類審査の問題で汚泥の除去が遅れているが、清掃作業は水を張った状態の方がやり易いという関係者の弁明の意図は不明?
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サンパウロ市北部のバールで、23日未明に盗みに入ろうとした青年が、煙突にはまり込み、警官に助け出されるという事件が発生。不審な声を聞いた店主が探したところ、かまどの口に足の先だけ見えたという青年は、それこそニッチもサッチも行かない状態。通報を受けた消防隊員らが、レンガを一つずつ外して救出するのに1時間以上かかり、救出後は病院に運ばれた。同バールが泥棒に狙われたのは4度目というが、シュラスケイラまで壊された店主や警官達にとり、厄介極まりない泥棒は、テレビのアナウンサーにも〃ラドロン、アトラパリョン〃と揶揄(やゆ)されていた。