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静岡県=ブラジル人の就職活動サポート=県民生活センターが小冊子

ニッケイ新聞 2010年2月24日付け

 【静岡新聞】静岡県西部県民生活センターは、求職中のブラジル人向けに就職活動の方法を助言する小冊子「YJS・NEWS」(A4判)の第1号を浜松市中区鍛冶町の同センターと同区中央の県浜松総合庁舎1階で計300部配布している。
 小冊子は日本語での電話の受け答えや面接でのやり取り、労働条件の確認などを助言している。ブラジル人が聞き違えやすい「自己」と「事故」などの言葉も挙げて注意を促す。同センターに勤務する日系ブラジル人のポルトガル語通訳3人が話し合い、同センターや国の配布物なども参考に手作りした。解雇で住宅を失った非正規労働者を対象にした「就職安定資金融資」など国の支援制度も盛り込んでいる。
 同センターは昨年2月末に通訳を配置し、ブラジル人の就職相談などに応じている。
 通訳の半田バネッサさん(33)は「ブラジルと日本では面接方法が大きく違う。言葉や習慣が異なる日本での面接は難しく、十分に準備してほしい」と話した。
 3月に第2号を発行する。就職に成功した体験談を掲載する予定。

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