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JETRO=『JAPAN FOODS』=レストラン「木下」でオープニング=アンテナショップを開催中

ニッケイ新聞 2010年2月25日付け

 ジェトロ(日本貿易振興機構)は、19日からショッピング・イグアテミ内で食材アンテナショップ『JAPAN FOODS』を開催、同日夜にレストラン「木下」でそのオープニングレセプションが開かれた。伯メディア、業界関係者ら約150人が集まった。
 来伯したジェトロの須藤徳之理事は、「日本から持ってきた自慢の品をブラジルのバイアーに目利きしてもらいたい」とあいさつ。
 小林雅彦首席領事は「美食の街サンパウロで日本食材市場を開発するには、地元の嗜好へ合わせることが重要。業界関係者の市場開拓に期待したい」と述べ、乾杯の音頭をとった。
 同レストランの村上強史シェフは、「日系人とブラジル人両方に受ける味を提案するのは、1つのチャレンジ。今日は皆さんを感動させたい」と話し、会場でアンテナ商品を使ったお薦め料理を実演した。
 「金ごまドレッシング」「ゆずこしょう」を使用したゆずごまみそドリンク、「ガーリックステーキソース」の和牛のたたきなどのシェフオリジナル料理に、来場者は舌鼓を打った。
 須藤理事は、同ショップ初日の様子を「予想以上に反響が良かった。アンケートは150枚を数えた」と振り返り、「どのように日系人だけでなく、非日系人にも日本食材の良さを伝えるかが課題。ジェトロでも、新たな食べ方を提案しその普及に努めていく」と説明した。
 ショップ開催に際し、ジェトロではアンテナ商品を使った料理のオリジナルレシピを作成。その中では、豚カツ、しゃぶしゃぶサラダ、サケピリーニャの作り方が紹介されている。
 日本食通のジアナ・デ・オリベイラ・アルネスさん(29)とマリルダ・モンテムーロ・デ・オリベイラさん(55)は、ガーリックステーキソース使用の和牛のたたきを試食、「多くの材料が含まれていて調和のとれた味、風味がいい。このソースなら肉料理で広く活用できそう」と話していた。
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 アンテナショップは、3月10日まで開催。実施場所は、ショッピング・イグアテミ(Av. Brig. Faria Lima, 2232 – Itaim Bibi)のスーパーマーケット・ポン・デ・アスーカル店内。