ニッケイ新聞 2010年2月26日付け
中南米に広がっている地上波デジタル放送の日伯方式だが、今度はウルグアイにも普及すべく、エリオ・コスタ通信大臣は24日に訪問した。同国はかつて欧州方式(DVB方式)を宣言していただけに、一筋縄ではない。しかし、中南米カリブ共同体設立ぶち上げで気勢を挙げたばかりで機運はいいよう。一方23日には南アフリカからも視察団が来伯。いよいよアフリカ大陸進出も夢ではないかも。
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愛知や静岡といった在日ブラジル人集住地域に比べると地味な存在だが、島根県出雲市地方にも、村田製作所がある関係でデカセギのブラジル人が多く暮らしている。地元紙の山陰中央新報によれば、こちらも昨今の金融危機・不況の影響で失職・帰伯する人が多く、この2年で千人が200人まで減ったという。そうした中、先ごろブラジル人の就労を目的に、同市でブラジル家庭料理の店がオープンした。名前は「サボローゾ」。地元の支援グループが企画、商工会議所が一年間の家賃補助を行うという。地域の輪から生まれた試み、ぜひ成功してほしいものだ。
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かつてのブラジルのソフトボールの実力は世界レベルには、ほど遠かった。1993年に日本のソフトボール選抜チームが来伯し、練習や交流試合をし、さらに長期滞在した指導者のもと、レベルを上げてきた。16歳までのジュニアの大会ではブラジルチームは敵なし、南米チャンピオンに11回輝いている。現在では年に2回全国大会が行われ、サンパウロ州やパラナ州を中心に15チームほどで争われる。しかし、ジュニアより後は、就職や受験などで続ける選手がいないのが現状。だが、以前と違って、現在では日本や米国でプレーするという道も開かれている。