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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年2月26日付け

 アマゾンに住む世界最大の淡水魚ピラルク―。サンパウロで食べることも可能だ。
 しかし、基本的に食べられるのは身の部分だけ。これだけ大きいのだから、内臓はいかがなものか―とかねてから気になっていた。
 養殖している鴻池龍朗さんに聞くと、「捨てているから」と早速、持ってきてくれた。
 肝臓や腸も大きく、牛や豚のものとして出されても、疑問に感じないほどの大きさ。
 臭みが強いと聞いていたので、生姜を大量に入れた湯を沸かし、まずは下茹で。小さく切り、ニラやキャベツキムチを入れ、鍋仕立てに。
 生臭くもなく、コリコリとした歯ごたえ。炒め物にしても合うはずだ。もちろんヘルシーであることは間違いない。
 友人持参の飛騨高山の銘酒もこの組み合わせには驚いたろうが。(剛)