ニッケイ新聞 2010年2月27日付け
コロニアの若き歌姫、大橋小百合カロリーナさん(21、三世)が快挙――! 5月15日に北米ニューヨーク・カネギーホールで行われる「カラオケグランドチャンピオン大会」に出場することが決定し、北島三郎、中村美津子、アグネス・チャンら大物歌手との夢の共演が実現することになった。
昨年11月に、ブラジル代表として日本の文化庁後援「Jaccom(日本大衆音楽文化協会)ミュージックフェスティバル2009第15回カラオケ日本一決定戦」で「帰らんちゃよか」を熱唱し、「審査委員特別賞湯川れいこ賞」を勝ち取り、NY大会出場権を手にした大橋さん。
NY大会に出場できるのはたった8人だけで、大橋さんが選ばれた同賞に出場権はなかったが、今年2月に入ってから所属する日伯音楽文化協会のもとに、「実績を考慮した上で推薦したい」という通知がJaccomから届いた。
演歌好きの祖母に影響を受けて3歳から歌い始めた大橋さん。「とても嬉しくて、誇りです」と満面の笑みを見せる。
「NHKラテンのど自慢大会08」で優勝経験のある実力の持ち主は、「自信はある。北島さんたちと同じ舞台で歌うのは怖いけど、頑張ります」と意気込みを語った。
カロリーナさん、父の誠さん、弟のタケオさんと一緒に来社した同協会の蛯原忠男会長代行は、「北島さんに認められる歌を披露して欲しい」とエールを送った。